プレスポのホイールをロード用に換装 [自転車]
エンド幅130mm用のホイールをエンド幅135mmに改造する方法。
或いは、プレスポのホイールをロード用に換装したときの私的な苦闘の記録。
なお、自分で自転車いじらない人にとっては……どーでもいい話なので、本文はテキトーに読んで「ふーん、大変だったんだね」とでも思ってください(笑)
<以下本文>
交換前のプレスポのホイール。
写真だと分かりにくいですが、リムが磨り減り凹んでいます。
もはや限界なので何とかせねばと思い始めたころ、ちょうどロードのホイールを新調したのでロードに元から付いていた謎ホイールに換装することにしました。
(CONCEPT SLとかいうホイールらしいのだがググっても詳しいスペックは不明。自転車屋さんに聞いたところ完成車用(要するに業界向け)のホイールらしいく一般販売はしてないそうな)
が、しかし、フロントはプレスポもロードもホイール幅100mmなので問題ないですが、リアの幅はプレスポ135mmに対しロードは130mmと規格が違います。
一応、幅が違うと言っても5mmなので無理やり付けることもできるのですが……変形に強いとは言えぬアルミフレームでそれをやるのはためらわれるのでちゃんと改造することに。
ネットで色々調べた結果、改造の仕方はロードホイールのリアのハブ軸をプレスポの物に交換するれば良いとのこと。
(ホント……言葉にするだけなら簡単そうなんだよな)
とりあえず、前準備としてプレスポに元から付いていたリアホイールを外し、ホイールからスプロケットを外す必要があるのですが……その辺は割愛。
ハブ軸交換作業に移ります。
使った工具は15mmのハブレンチとモンキーレンチ。
まず、スプロケットが付くほうとは逆にある玉押しにハブレンチをセット。
続いて、一番外側に付いているナットにモンキーレンチをセットして矢印方向に回します。
(ハブレンチは薄くて舐めやすいのであくまで固定するだけな方向で)
あらかじめ556なんか吹いておくと取り外しやすくなると思います。
ナットのほか、ワッシャー、スペーサーを外します。
その後、スプロケット付く方のナットをモンキーレンチで固定して。
今度はハブレンチ使って玉押しを外します。
(玉押しはそれほど固く止まってないので、ハブレンチ動かしても大丈夫)
はい、無事に玉押しも外せました。
軸の片側全部取るとこんな感じ。
中にベアリングが入っているのでバラしたホイールを使い続ける場合はなくさないよう注意が必要ですが、もう使わないホイールなので気にしない。
で、片側のナットやら色々外すと、
こんな風に反対側から軸が引き抜けます。
こちらにもベアリングが入っていますが、もう使わないので(以下略)
で、軸に残っているナットと玉押しも、先ほどと同じようにハブレンチとモンキーレンチ使って外します。
はい、これで無事、軸の部分をバラバラにできました。
そして、次に同じ要領で今度はロードのホールの軸をばらします。
ロードのはちょっと部品形状違う箇所もありますが、ばらし方の理屈は一緒です。
(なお「もう使わない(以下略)」ではないので、ロードのホイールばらすときはベアリングなくさないよう注意)
ちなみに、上にあるのがプレスポの軸で下がロード。
プレスポのほうがちょっと長いのが分かるかと思います。
あとは分解と逆の手順で、プレスポの軸にロードの部品を取り付けホイールにセット。
……なのですが。
単にそのまま組み立てては130mm幅の135mm化にはならないので、間にワッシャーを追加して組み立てます。
ワッシャーを入れる位置は、ネットで調べるとスプロケットとは反対側に5mmという人も居るのですが、そうするとスプロケット側にずれたホイール中心を振れ取りして修正しなくちゃいけません。
でも、振れ取りはめんどいので私は中心がずれないよう両端に2.5mm(くらい)のワッシャーを入れることにしました。
ちなみに、使用したワッシャーはステンレス製のスプリングワッシャー。
本当は2.8mmくらいあってちょっと厚いんだけど、製造誤差で薄めなのをチョイスすれば大丈夫……だと思う。
それに、フレーム側の幅はどう考えても規格寸法より広いはずだし。
(部品を取り付ける箇所は組み付けできなくなると困るので、実際の寸法は規格より広いことが多い)
まず、スプロケット側の組み立て。
左からナット+スプリングワッシャー+玉押しの順で取り付けて固定。
軸の出っ張りは5mm程度に調整します(正確には5.5mmですが、まあ、5mm以上6mm未満なら問題ない)
で、軸をホイールに挿し込みます。
反対側に玉押しを取り付けます。
玉押しの締め具合は(ちゃんと調整するのは難しいらしいけど)、軸を揺らしてガタがなくなる程度でOKってことに。
そして、こちら側にもワッシャー挟みつつ、全ての部品を取り付ければ軸の入れ替え完了。
お下がりロードホイール装着。
両サイドにワッシャー入れたのでホイールのセンターも狂っていません。
……でも。
両サイドにワッシャーはホイールのセンターずれない代わりに、スプロケットの位置が内側にずれたりします。
スプロケットの位置がずれると、当然、変速の調整し直す必要があるんですが、これが結構たいへんでした。
何だかんだと軸の交換作業と同じくらい時間かかったかも。
しかも、どう頑張っても完璧にはならず、実使用上は問題ないかなあレベルの調整が限度。
ワッシャー入れる位置は「片側に5mm」「両側に2.5mmずつ」どちらも一長一短なので、やってみようという方は自己責任で選んでください。
まあ、そもそも、この改造自体が自己責任ですが。
なお、換装してからそれなりに経ちましたが、やはり、お下がりとは言えプレスポの鉄下駄ホイールよりはぜんぜん軽いので、走りは楽になりました。
リムも削れてないからブレーキの効きも良くなったし。
一応、グリスで手をべとべとにしながら苦労した甲斐はありました。
とは言え、無理してやる改造でもないので、135mmのホイール買える人は素直に買ったほうが吉だと思います(笑)
<関係ない余談>
雪がすげー。
これは来週一杯くらい、自転車通勤無理だなあ。
自転車使えないとバス通勤なんだけど、家を15分早く出ないといかんのだよなあ。
めんどくさいなあ。
今から憂鬱(笑)
或いは、プレスポのホイールをロード用に換装したときの私的な苦闘の記録。
なお、自分で自転車いじらない人にとっては……どーでもいい話なので、本文はテキトーに読んで「ふーん、大変だったんだね」とでも思ってください(笑)
<以下本文>
交換前のプレスポのホイール。
写真だと分かりにくいですが、リムが磨り減り凹んでいます。
もはや限界なので何とかせねばと思い始めたころ、ちょうどロードのホイールを新調したのでロードに元から付いていた謎ホイールに換装することにしました。
(CONCEPT SLとかいうホイールらしいのだがググっても詳しいスペックは不明。自転車屋さんに聞いたところ完成車用(要するに業界向け)のホイールらしいく一般販売はしてないそうな)
が、しかし、フロントはプレスポもロードもホイール幅100mmなので問題ないですが、リアの幅はプレスポ135mmに対しロードは130mmと規格が違います。
一応、幅が違うと言っても5mmなので無理やり付けることもできるのですが……変形に強いとは言えぬアルミフレームでそれをやるのはためらわれるのでちゃんと改造することに。
ネットで色々調べた結果、改造の仕方はロードホイールのリアのハブ軸をプレスポの物に交換するれば良いとのこと。
(ホント……言葉にするだけなら簡単そうなんだよな)
とりあえず、前準備としてプレスポに元から付いていたリアホイールを外し、ホイールからスプロケットを外す必要があるのですが……その辺は割愛。
ハブ軸交換作業に移ります。
使った工具は15mmのハブレンチとモンキーレンチ。
まず、スプロケットが付くほうとは逆にある玉押しにハブレンチをセット。
続いて、一番外側に付いているナットにモンキーレンチをセットして矢印方向に回します。
(ハブレンチは薄くて舐めやすいのであくまで固定するだけな方向で)
あらかじめ556なんか吹いておくと取り外しやすくなると思います。
ナットのほか、ワッシャー、スペーサーを外します。
その後、スプロケット付く方のナットをモンキーレンチで固定して。
今度はハブレンチ使って玉押しを外します。
(玉押しはそれほど固く止まってないので、ハブレンチ動かしても大丈夫)
はい、無事に玉押しも外せました。
軸の片側全部取るとこんな感じ。
中にベアリングが入っているのでバラしたホイールを使い続ける場合はなくさないよう注意が必要ですが、もう使わないホイールなので気にしない。
で、片側のナットやら色々外すと、
こんな風に反対側から軸が引き抜けます。
こちらにもベアリングが入っていますが、もう使わないので(以下略)
で、軸に残っているナットと玉押しも、先ほどと同じようにハブレンチとモンキーレンチ使って外します。
はい、これで無事、軸の部分をバラバラにできました。
そして、次に同じ要領で今度はロードのホールの軸をばらします。
ロードのはちょっと部品形状違う箇所もありますが、ばらし方の理屈は一緒です。
(なお「もう使わない(以下略)」ではないので、ロードのホイールばらすときはベアリングなくさないよう注意)
ちなみに、上にあるのがプレスポの軸で下がロード。
プレスポのほうがちょっと長いのが分かるかと思います。
あとは分解と逆の手順で、プレスポの軸にロードの部品を取り付けホイールにセット。
……なのですが。
単にそのまま組み立てては130mm幅の135mm化にはならないので、間にワッシャーを追加して組み立てます。
ワッシャーを入れる位置は、ネットで調べるとスプロケットとは反対側に5mmという人も居るのですが、そうするとスプロケット側にずれたホイール中心を振れ取りして修正しなくちゃいけません。
でも、振れ取りはめんどいので私は中心がずれないよう両端に2.5mm(くらい)のワッシャーを入れることにしました。
ちなみに、使用したワッシャーはステンレス製のスプリングワッシャー。
本当は2.8mmくらいあってちょっと厚いんだけど、製造誤差で薄めなのをチョイスすれば大丈夫……だと思う。
それに、フレーム側の幅はどう考えても規格寸法より広いはずだし。
(部品を取り付ける箇所は組み付けできなくなると困るので、実際の寸法は規格より広いことが多い)
まず、スプロケット側の組み立て。
左からナット+スプリングワッシャー+玉押しの順で取り付けて固定。
軸の出っ張りは5mm程度に調整します(正確には5.5mmですが、まあ、5mm以上6mm未満なら問題ない)
で、軸をホイールに挿し込みます。
反対側に玉押しを取り付けます。
玉押しの締め具合は(ちゃんと調整するのは難しいらしいけど)、軸を揺らしてガタがなくなる程度でOKってことに。
そして、こちら側にもワッシャー挟みつつ、全ての部品を取り付ければ軸の入れ替え完了。
お下がりロードホイール装着。
両サイドにワッシャー入れたのでホイールのセンターも狂っていません。
……でも。
両サイドにワッシャーはホイールのセンターずれない代わりに、スプロケットの位置が内側にずれたりします。
スプロケットの位置がずれると、当然、変速の調整し直す必要があるんですが、これが結構たいへんでした。
何だかんだと軸の交換作業と同じくらい時間かかったかも。
しかも、どう頑張っても完璧にはならず、実使用上は問題ないかなあレベルの調整が限度。
ワッシャー入れる位置は「片側に5mm」「両側に2.5mmずつ」どちらも一長一短なので、やってみようという方は自己責任で選んでください。
まあ、そもそも、この改造自体が自己責任ですが。
なお、換装してからそれなりに経ちましたが、やはり、お下がりとは言えプレスポの鉄下駄ホイールよりはぜんぜん軽いので、走りは楽になりました。
リムも削れてないからブレーキの効きも良くなったし。
一応、グリスで手をべとべとにしながら苦労した甲斐はありました。
とは言え、無理してやる改造でもないので、135mmのホイール買える人は素直に買ったほうが吉だと思います(笑)
<関係ない余談>
雪がすげー。
これは来週一杯くらい、自転車通勤無理だなあ。
自転車使えないとバス通勤なんだけど、家を15分早く出ないといかんのだよなあ。
めんどくさいなあ。
今から憂鬱(笑)
135mm化ってパーツの調達がめんどくさそうだなと思っていましたが、入れ替えだとその手間がなくなるのはいいですね。
次は遊んでいるホイールのリム交換などを・・・
by goma (2014-02-08 15:54)
分解って、メモを取りながらでないと、わからなくなりそう。
以前、ハロゲンヒーターの反射するところを掃除しようと思って、
どこまでも分解してしまった経験があります。
できたらネジが1個余った^^;
by ららん (2014-02-08 18:48)
>gomaさん
一応、135mmの軸は売っているみたいですけど、軸自体は磨耗しない箇所なので流用しました。
なお、るリムの交換は……それって自力でホイール組むってことじゃないですか。無理っス(振れ取り台あっても無理(笑))
>ららんさん
とくにメモは取りませんでした。
仕事柄、機械バラして再組み立てするのは慣れているもので。
とは言え、慣れていてもたまにありますね。ネジが余るのは。
でも、割と一本くらい大丈夫なものですよ(笑)
by 水上耕助 (2014-02-08 22:49)
ふーん、大変だったんだね」とでも思っときます(笑)
by さきしなのてるりん (2014-02-15 16:24)
>さきしなのてるりんさん
自転車いじらない方には他の感想ないですよねえ(笑)
by 水上耕助 (2014-02-15 19:56)